ドイツ演奏旅行報告3 ★報告1 ★報告2 ★報告4 ★演奏旅行詳細

9.演奏会本番 (06/05/21更新)

若いオケだとかアマチュアだとか関係ありません。あの時あの瞬間の音楽は、世界で最も美しいものの1つであったと思います。

…って、それは流石に言い過ぎ?

でも少なくとも、あの場所に立会えたこと、あの大曲を皆と一緒に演奏出来たことを幸せに、誇りに思います。

そして遂にフィナーレ

疑心暗鬼になってしまうほど長い沈黙の後、拍手が始まり一安心。それが段々と大きくなっていき、今度はすっと立ち始める観客の姿が…。次第に会場全体を巻き込んで、ついには観客総立ちのスタンディング・オベーションに!

オケと観客が立って向かい合うなんて、何故だかとても素敵で尊い光景に感じられました。


10.終演は22時 (06/05/21更新)

遠方から来ている合唱団メンバも多かったので、本番後の打ち上げはそこそこに解散。

それにしてもオケと合唱の音楽による交歓は本当に楽しい一時でした。彼ら(印牧先生&カネマキコア)とは是非また一緒にやりたいです。(実現しそうだったのですが、今年は見送り。残念!)

ハンブルクまでの帰りのバスの中は疲れが出て爆睡。多分みんなそんな感じだったでしょう。


11.ケルン観光 (06/05/21更新)

興奮覚めやらぬまま迎えた次の日は早朝に出発。鉄道(IC)に揺られ大晦日のケルンを目指します。

ケルンと言えば大聖堂。間近で見るとそれは正に人工の「山」。視角に収まりきりません。

夕方、大聖堂の中に入るとミサの最中。旋律に乗せた司祭の言葉、聖歌隊の天使の歌声、どこか遠くから聞こえて来る鐘の音、それにかぶさるように天井より響き始めるパイプオルガン…。

その他、どこを取っても完璧な様式美が確立されていて、クリスチャンで無くとも敬虔な気持ちにさせられました。


12.海外での年越し (06/05/21更新)

日本から持参したカップ麺や現地調達したマカロニもどきで年越しそばを気取ってしまうあたり、世界中何処にいてもやっぱり日本人なんだなぁと感じてしまいます。

多少フライング気味に始まった窓外の花火は、年明けと同時に勢いを増し、しばらくの間街中の至る所から打ち上げられていました。

花火の閃光と爆竹の轟音、そして火薬臭。1年に1度、市民全員で行われる総合芸術ですね。溜め息ばかり出てしまうほど綺麗な光景でした。


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